富士重工業は,モータ2個を前輪と後輪にそれぞれ搭載する2モータ式ハイブリッド車(HEV)のコンセプトカー「Hybrid Tourer Concept」を出展した。特徴は,後輪のモータ・システムをなくせば,小型車向けのハイブリッド・システムに転用しやすいことである。さらに,エンジンを含む前輪のモータ・システムをなくして,後輪のモータ出力を大きくすれば電気自動車(EV)にも展開容易とする。



 ダイナックスはDCT(ダブル・クラッチ・トランスミッション)用の湿式多板クラッチを開発し、「第41回東京モーターショー」(一般公開日:2009年10月24日〜11月4日)に展示した。DCT用クラッチは日産自動車の「GTR」が米BorgWarner製、三菱自動車の「ランサーエボリューション」などがドイツGetrag製を使うなど、海外メーカーが優勢だった。



 古河電気工業は,UWB技術を利用した,車載向け障害物検出用レーダーを開発した(発表資料)。準ミリ波帯(26GHz帯)を用いる。UWBのような広帯域信号で課題となる「キャリアリーク」と呼ばれる,搬送波信号がレーダー装置から漏れて外へ放射される現象を抑制した点を特徴とする。



 英Lotus社は、報道関係者向けに開幕した第41回東京モーターショー(一般公開日:2009年10月24日〜11月4日)で、限定車「Exige Stealth(海外名:Exige Scura)」を発表した。日本以外の市場ではExige Scuraという名前になっているが、日本では“Scura”がすでに商標登録されているため“Stealth”になった。販売するのは世界で35台のみ。日本での発売は12月ごろで、5台程度を見込んでいる。価格は828万円(消費税込み)。



 ヤマハ発動機は、「第41回東京モーターショー」(一般公開日:2009年10月24日〜11月4日)に展示したモペット型2輪車用のCVTに、三ツ星ベルトの「narromadillo」を採用したことを明らかにした。Hを横に倒したような断面形状の樹脂製ブロックを並べ、両側の溝にアラミド繊維を通す。普通のゴム製ベルトは引っ張られると、プーリの谷に引き込まれるように変形し、ヒステリシス損失を発生する。剛性の高いH形ブロックを入れることにより、変形を抑えてヒステリシスを減らし、伝達効率を92.5%から98%に上げた(「日経Automotive Technology」2009年1月号,p.37参照)。